第7回レポート

第7回実践地の学びⅠ レポート 第2期EDE運営委員会

(写真撮影:三谷、記録まとめ:林、記録担当:佐藤、空閑、竹重、林)
第7回EDE「実践地の学びⅠ」は、5月13、14、15の三日間にわたり、静岡県の富士宮にある、自給自足のコミュニティー『木の花ファミリー 』 を訪問する形で開催されました。

この、第7回は、当初3月19、20、21に予定されていましたが東北地方をおそった東日本大震災の影響で、日程をずらしての開催となりました。

●『 木の花ファミリー 』の極々簡単な紹介
木の花ファミリーは、1994年に富士山のふもとの富士宮市に、『 木の花農園』 として産声をあげ、現在約70名の人達が有機農業による自給自足のファミリーとして暮らしています。

詳しくは、http://www.konohana-family.org/ を参照下さい。

建物的には、元々の発祥の地にある『本宅 』、同じ富士宮市内に『 ひまわり』 と『 木の花庵 』 、以上の2箇所に分かれてコミュニティが営まれており、創立以来毎晩続けられている『大人会議 』 及び昼と夜の食事は、『 ひまわり 』 にて行われています。

この他に農産物の集積基地が周囲にいくつか点在しています。

因みに、今回宿泊させて頂いた『 木の花庵 』は、『 ひまわり 』 と同じ敷地内にあり、渡り廊下で結ばれており、
木の花ファミリーを見学に訪れる人たちを受け入れる宿泊施設でもあります。

●本宅の様子
左折の看板がかかっています
看板の通りに進むと、本宅の宿舎部分が見えて来ます
田園風景の中に溶け込み、素敵な雰囲気
本宅の玄関です
●農産物の集積基地の一部
ロゴマークがカワユイ
●『 ひまわり 』 と 『 木の花庵 』 を紹介します
国道沿いに『 ひまわり 』 の看板が立っています
『 木の花庵 』 の看板は純和風です
敷地内の私道に入ると、先ず最初に『 木の花庵 』 がの門があります
木の花庵の前を通り過ぎると『 ひまわり 』 があります
木の花庵の門を入ると純和風の玄関
木の花庵の庭です、白い花が咲いている
【1日目(5/13)のプログラム】

・導入・オリエンテーション

・カリキュラム1:「木の花紹介+見学」

・カリキュラム2:「社会、経済、世界観、環境、各面での達成状況と課題」

・夕食

・コミュニティ・タイム:「ウェルカムコンサート&大人会議への参加」

●導入・オリエンテーション
最初にEDE参加者、スタッフ、木の花から参加して頂くファシリテータ、等の自己紹介、
今の簡単な気持ち、前回(実践地Ⅱの学び)の振り返り、宿泊の注意事項等々によるオリエンテーションがありました。
挨拶する代表の鎌田さん
木の花:代表のいさどん(左)EDEに関わっているみちよさん(右)
会場の雰囲気はこんな感じです
今の気持ちをシェアするまひるさん(右)
シェアリングするレミさん(左)、とても生き生きした表情です
今回スタッフとして多大な働きをしてくれた、フミミン
フミさん(参加者)の奥さんのまきちゃん、お子さんの弓良ちゃん
プログラムには不参加でしたが、良い雰囲気で見守ってもらえました
●カリキュラム1:「木の花紹介+見学」
(1)プレゼン
最初に、木の花ファミリーについて、メンバーのこうちゃんから「人間の求める幸せとは何か?」というタイトルによるプレゼンがありました。

・第1章 血縁を超えた家族
20年前に愛知県から移住。コミュニテイの名前は「日本農園」にしようと思 ったが「木の花」に命名した。

・第2章 有機農業
今の農法は農薬をまいていが、農薬を使うことは畑が戦争状態になっていることと同じで、それを我々は食べている。木の花の農業は木の花菌(EM菌)をベースにした微生物を利用している。養鶏は、鶏の糞から安全な堆肥を作りたいので、光合成細菌を使用。その働きで病気や悪臭がない。養蜂は、抗生物質を使用せず、木の花菌を使うことで蜂の羽がぬれて蜂が大人しくなる。ヤギの飼育は、発酵飼料をつかっているので臭くない。
木の花ではエコプリントフットは地球0.8個分(キューバやタンザニア、北朝鮮と同じ)。みんなで住むことはエコロジーな暮らしにつながり、木の花では、みんなで笑って、人の世話(ケア)まで実践している。

・第3章 自給自足
木の花は全員菜食。その理由として、
・環境問題、食料問題
・精進料理の側面→霊的な成長を促す
・薬膳料理の側面→生命力ゆたかな食養生
を考えている。
味噌、醤油は放射性物質を分解することが、チェルノブイリの原発事故からデータも出ていて自給している。その他、無農薬のお茶、伝統的な方法で切干などの干物もすべて手作り。仕出し弁当も出している。

「畑を耕す前に心を耕す。」を木の花では大事にしている。1つの体それぞれが個性を発揮して健康なコミュニテイ、地球、宇宙をつくっていく。
テネモスの飯島さんが開発した宇宙の気が入ってくるフリーエネルギーを活用した浄水器を使っている。これを使うと洗剤なしで油が落ちて、冷めにくく、すべすべする。浄化槽の臭いも改善された。
エネルギーの自給では、天ぷら油を収集してバイオデイーゼルエンジンを使っている。

・今後のエコビレッジの展開
戦争は左手と右手が争っている状態。エコビレッジ、トランジション・タウンなど形はいろいろあるが、それぞれが繋がりあってそれぞれでやっていけばよい。

先ず最初は木の花についての紹介、担当はこうちゃん
自給自足の農作物は、もちろん、『 有機無農薬栽培 』

(2)木の花ファミリー農場見学

車に分乗して農場見学に行きました。通路に麦を撒いて、植物の多様性の環境を作ることで、微生物の新陳代謝を促すことは、地力を高めることになる、ことなど、土壌づくりの仕組みについてのお話も聞きました。

次は農場の見学、車に分乗して移動です
栽培のポリシーをお聞きしました
『 風さんありがとう 』
●カリキュラム2:

「社会、経済、世界観、環境、それぞれの面での達成状況と課題」

講師:古橋道代さん、コメンテーター:いさどん

古橋さんから、EDEの社会、経済、世界観、環境の4つの学びの領域の視点から木の花ファミリーの取り組みについてどうなるか、プレゼンをしてもらった後、参加者から木の花ファミリーの課題などについて質問を受けました。

<社会>

・コミュニティの創設

3年間心の勉強会から始った木の花ファミリーは、創設者のいさどんが共に暮らす生き方をする啓示を受けて17年前に作られた。コミュニティの創設時にはお金が問題となるが、いさどん他2人が出資して始まったのでその心配はなかった。自給自足をするため農業を始め、余剰物を近所の方々に無償で分けていったが、有機農業をビジネスにしようという意図はなかった。地域の方々とは、私たちから「正直、素直、信じる」をモットーに心を開いて関わってきたのでいい関係ができている。

・コミュニティの暮らしと多様性

現在71人のメンバーがいて、一人が加わると相乗効果で何倍も豊かになる。子どもたちは普通の公立の学校に通っているが、学校の勉強だけで子どもを判断せず得意分野に注目している。必要であれば教師資格をもつメンバーが家庭教師を担当する。

・コミュニケーションスキル、意思決定とファシリテーション

コミュニティをつくる時に一番問題になるのが対立。ここでも対立が出てくることはあるが、相手を責める、批判の矢印を相手に向けるのでなく自分に向けるトレーニング(100対1のルール)を実践している。日々の暮らしの中で自分を見つめ癖に気づく集大成として毎晩「大人会議」をしている。最初は司会者がいたがEDEがきっかけで1年前にファシリテーターが担当することになった。今は7人のファシリテーターがいて順に担当し、そのスキルも向上している。会議では状況に応じて意思決定方法をとる。

・個人のエンパワーメントとリーダーシップ

木の花にはリーダーはいない。一番大事なのは、自分が引いていてもなんとかなる、自分がこの場を作っているという意識があると場が変わる。

・健康と癒し

木の花での健康とはお金、老後、人間関係などの「不安とストレスのない暮らし」を意味する。楽しくてエネルギーの滞りがない状態が健康なのだと思う。いろいろな人がここで癒されているのを見ているが、過去のトラウマから自分を解放するのは自分自身でしかない。健康につながる大事な要素がコミュニティでの暮らしにはあると思う。予防が最善の治療という考えを採用し、旬の無農薬の食事をいただいている。

<環境>

・エコ建築とその改修

欧米のエコビレッジというとソーラーパネル完備、土壁の家というイメージがあるが、私達は中古の物件を使っている。この会場もデイケアセンターで使われていたものを私達が購入した。食物は地産の食物で微生物を使った有機無農薬で栽培している。去年までは炭素循環農法を採用していたが、今はテネモス農法を実践している。田んぼと畑それぞれ8ヘクタールの耕作、1200坪のビニールハウスで260種類以上栽培していて、9割以上は借りている。適正技術の観点からは、ソーラーパネルも風車もないが、テネモスの浄化装置を使い、バイオマス・トイレが鶏舎にある。地域の廃油を回収してバイオディーゼル車を使っている。将来的にはここをフリーエネルギーの展示場のようにしたい。・自然の回復と災害後の再生

エコビレッジ的な視点での災害後の復興の必要性を伝えたくてEDEのテキストを翻訳しようと思った。今回の震災後、ここを地域の災害時の拠点として機能できるように考えて、対策チームを組んで自家発電機(バイオディーゼル)を導入した。水をくみ上げることができる。自然の回復については、NPO「めだかの学校」調査によると、他と比較して有機栽培なので土壌の生物多様性が増え、地域全体の生物の多様性を豊かにしている。

・エコビレッジ総合デザイン

一か所の大きな土地にエコ的な建物を建てて生活するという海外事例のイメージが強いが、既存のハードを活用しつつ、地域を巻き込み、地域の資源を有効に活用して進めていくというのも現実的な選択肢になると思う。そのために500円で有機農業実践講座を開催している。地域の方からは作付けの方法や土地柄、味噌や醤油の伝統的な製法も教わった。

<経済>

・グローバル経済から持続可能型経済

地産地消を実践し地域の人々にも伝えている。道理のある暮らしについては、食料生産についても環境負荷をかけないようにし、節電をし、皆で支えあって働くということで収入は皆で分配している。社会的企業ということで今年から農事組合法人として、農産物の販売、クッキーなどを販売。便利屋、旅館事業もしている。

・コミュニティ銀行と通貨

メンバーになる人が自己資産を公開して皆で必要なものを購入する。新規メンバーになるには1ヶ月滞在し、仮メンバーになり1年間暮らす。その時にコミュニティのお金として自己資産を公開する。未成年の人が入りたい場合は親と相談して決める。お金を使わない生活をしているが、結婚式に招待されたときは木の花ファミリー宿泊券などギフトチケットを贈っている。年金や税金の支払いについては税務署の方と相談して決めている。

<世界観>

・ホリスティックな物の見方

地球暦の考え方から、地球という視点だけではなく太陽系や銀河系という広い視点でとらえることを始めている。人類だけではなく他の生物や不可視の存在との共働を日々実践している。作物の声を聞き、自然の声に耳を傾け、自然ともう一度つながるという実践もしている。神事として微生物や他の生き物と共に生きるという意識が重要。

・気づきと意識の転換

大人会議に向けて毎瞬自分自身の心を振り返り自己観察をする。何か問題が起きた時、何が原因でそう思ったのかそれをしっかり見つめ、答えが出なければグループでシェアし、解決しない場合は大人会議でシェアして客観的な意見をもらう。

・創造性と芸術

ここには創造性を生み出す豊かな時間と場面がある。ウェルカムコンサートでの歌やダンス、祭りをしている日々の弁当や食事のデザインにも創造性が発揮される。

・社会と精神世界の積極的な関わり

自己変容のプロセスを実践している。自己が変容するということはより良い人間関係を作っていき、よい地域社会での関係にもつながり、地域にもいい流れをもたらす。心身を病んだ人の回復の場として、生命力の豊かの生活、病気の原因となった心の在り方を見つめ手助けすることで貢献している。一ヶ月程で回復がみられる。規則正しい生活のリズムの基盤には、精神性が安定していることが第一。それにより薬、酒やたばこもいらなくなる。

プレゼン後の質疑応答では、バイオマストイレ、養鶏、立地場所(富士宮)についての質問がありました。

プレゼンしてくれる、みちよさん
コミュニティにおける多様性について
●夕食
有機無農薬で栽培された野菜を愛をもって調理、

バイキング方式でついつい食べすぎでした

美味しそうな食事に笑顔全開!!!
プレーンオムレツ
大根煮物
定番の揚げ物:コロッケ
もちろんサラダも
ご飯は3種類:その1、キャロットライス
いたれりつくせり、です
その2、黒豆ご飯
その3、酵素玄米
ノンオイルで健康的 ♪♪♪
スープの薬味もあります
まだあります
さらにあります
ウエスパン、ごみ減量にも取り組んでいます
デザートもバッチリ
全部食べたくなります
『 いただきます!!』 は子供の仕事
木の花のメンバーとコミュニケーションしてます
●コミュニティ・タイム

「ウェルカムコンサート」

夕食後は、木の花ファミリーのみなさんからウエルカムコンサートがありました。子供達も一緒に、最後はみんなで輪になって祈りのセレモニーで終わりました。

絶叫!!!
手拍子で応えます
子供たちも歌います:にわとり小学校の校歌

踊りもあります。バックコーラスも絶唱しています

「大人ミーテイング」

コンサートの後は、毎晩行われる大人会議。その日の心のシェアや事務連絡が行われ、EDEの参加者はそれそれ1分程度に感想を述べた後、EDEの参加者もチーム毎のミーティングに交じり、2日目のプログラム(生活体験)の打ち合わせに参加しました。

【2日目(2/12)のプログラム】
・健康と癒し

・前日の学びの報告

・カリキュラム3「心を耕すことの難しさと可能性

・カリキュラム4「エコビレッジで病んだ心はどのように回復しうるか

・カリキュラム5「コミュニティの生活体験

・カリキュラム6「コミュニティで暮らすことの楽しさとしんどさ

・コミュニティ・タイム2(EDE参加者でシェアリング)

●健康と癒し 講師:参加者の北村美智さん
朝の健康と癒しは、参加者の北村美智さん(エレーナさん)に担当してもらいました。

「ゆる体操(スポーツの天才を育てた高岡先生)」を、二人ペアになって指導してもらい、みなさんとても気持ち良さそうに受けていました。スペシャルオプションに鈴木重子さんからもアレキサンダーテクニックも教えていただきました。

ゆるゆる体操です、先ずデモンストレーション
皆でやってみます
神経を緩めます
●朝食
木の花のメンバーは朝食を摂りません
ビジターのみに朝食、おかずは6種類
こんな感じになります
小生は、貴重な青卵を頂きました
EDEの参加者で食卓を囲みました
●カリキュラム3 「心を耕すことの難しさと可能性

講師:いさどん、木の花メンバー(みかちゃん、古橋道代さん)

午前の最初は、コミュニティと言う集団生活の中での精神的な進化について木の花のメンバーに参加して頂き、ディスカッションしました。

○はじめに、心を耕すことについて、いさどん、みかちゃんからお話をしてもらった後に、前日の大人会議を振り返って、グループに分かれてシェアリングをしました。

・「心を耕す」イメージとは?

感情が出ると心がワサワサするが、波紋が落ち着くのを待つ。小さいのが大きくなる「成長」とは違う。日々地道に継続し、一緒に暮らしながら日常の中で心を磨く。ストレートな方がかえっていい。話すことはコンパクトにまとめて、みんなの時間と場を使ってどれだけ深い学びを得られるか、みんなのために自分を変えていくことが意識されている。個人のエゴが出て難しいと思ったときに、正直にいられる、風通しの良い場所であること。1番は心を耕すことで、コミュニティは2番目。畑よりもミーティングが大事。昼は畑を耕し、夜は心を耕す。ここは出家者の精神で生きる「在家者のアシュラム、修行のためのコミュニティ」。大人会議では、1心のシェア(一番重要だから最初)、2相談、3報告 、4連絡の順で話をする。

・記録に落とす

外部からの要望により、議事録をとり毎日外部の人に発信している。自分を客観的に見る訓練になるため。マヤギシ会の人たちが来たのがきっかけで、ここ1年は会議のネット中継も行われている。

○グループでのシェア後に、参加者の感想からは、

「いやな雰囲気が漂わない。やりなれている。他を思いやる配慮のベースの元に行われている」という声がありました。

○続けて、木の花メンバーのみかさんから「心を耕すこと」へのコメントでは・自分が気に入らないから言うのだと良いエネルギーが流れない。エゴを除いてコミュニティを築いていく。

・エゴの見分け方を発見するまでが大変。エゴはみんなあるが、学ぶ姿勢があるかどうかが大事。いろんなタイプの人がサンプルとして集まっていて、調和を作っていきなさいと神様が言っているようなもの。エゴがいけないのでなくエゴを有効に個性として使う。コントロールしないと害が出てしまうが、個性を生かすように誘導するとその人が変容していく。

・信頼している仲間から言われるから、自我が拡大し共有できる。

・不健康=バランスを欠き、ストレスのある状態で、自分が感情にコントロールされ支配されているということから自由になること。感情を把握するプロセス、感情を自由にし、心を磨く方法論がここにはある。自分の力がわかってくると、全体のために生かせるようになってくる。得意じゃないからやらないのでなく、やって克服した方がいいかもしれない。

・自然界をモデルにしている。風や火、植物動物、皆形が全然違うのに、単独で存在できるものではない。

というお話がありました。

○最後の質疑応答では、いろいろな質問が出ました。

Q.いさどんの言うことの妥当性を検証できるのか、「この人が言ったことだから」という雰囲気はないか。

A. いさどん:お釈迦様からもらった言葉で、それは「懸念を表現する人の個性」で、その懸念は実はここではいらない。

Q.ケアを受けている人がかえって攻められていると感じる?

A. いさどん:ケアに来るのに、あなたにメンバーとしての役割は期待しません。あなたは心の状態を善くして、帰ればいいんだよと言う。一人一人に違うストーリーパターンがあることを知る、自分の心の形にキズかないので、それを知ることが重要。同じ出来事が起こったときに不安に思う、腹が立つパターンもある。日本の時代の中では、腹が立つこと自体を悪とするようになったが、ここでは腹が立つパターンから学んでいく。調和の本当の意味には、生まれる力もあれば、死ぬ力もある。微生物・酵素は「つなぐ」役割もあり、常に進化すること、地球人という意識が大事。

いさどんとみちよさんに、参加して頂きました
みかちゃん(右側)
全体の様子です
『 心を耕す 』

●カリキュラム4

「エコビレッジで病んだ心はどのようにして回復しうるか」

講師:いさどん、ケア係(陽子、いさお、まり姉)、ケア滞在者、道代

★移動です
次のカリキュラムは野外(富士山の見える丘「宮の下」)で行いました。
いさどんから、病心の病気になった人が木の花でどのように回復して行ったか、ケアサポートプログラムの説明をしてもらいました。

・病は自分の中(意識)から起こる

病気を問題事とすると、心の癖、思考が、鏡となってかえってくる。問題を避けたいならそれらを出さなければいい。問題を解決することだけ考えると息詰まる。なぜ起きたか自分の中で振り返る。他者から問題が返ってくる。物事の背景をみていく機会として捉えないと病気が続く。医者は病気を根絶できないのはこれが原因。病は気から。鬱病は100%心の問題。症状のケース記録を読むだけで直る人もいる。

・ケアサポートプログラムの順番・内容

面談シートに家系図も書いて、面談後、1週間様子みてプログラムつくって、1週間ごとに直す。「自分を積極的に出す」ことで、1週間の合宿後良くなってくる。最短20日間で良くなった人もいる。

<ケア体験のお話>

ケア係、ケア滞在者の方からは、「統合失調症で、幻聴などがあったが、自分の1日を振り返るようになって、自分の心から発するものが周りにどう影響するのか、1週間ごとに面談して、課題と改善した方がいいことのアドバイスを受けて、1週間で薬を止めることができた。」など、ケア体験のお話をしてもらいました。

<質疑応答>

最後の質疑応答では、参加者から活発な質問が出されました。

Q:統合失調症は直らないとよく言われる。幻聴でなく、自分のもう一つの症状と言われたときにどう感じた?

A:世間一般的に統合失調症といわれ、自分の嫌なところも自分。すべてここで治るわけでない。精神科に通う人もいる。一方通行の医療では治らない人はここで治る。新制鬱より仮定鬱の人多い。改善しようとする意思があるかどうかで、重い、軽いとかは治るのに関係ない。最初の1週間が分岐点。現代医学では統合失調症は難しいと言われ、その人の性格を見つけるのは難しいが、病気も個性の1つとしてみる。

Q:治療費用が払えない人は?

A:生活保護を受けている人もいる。メンバーになる強い決意があるならメンバーになるまで前借りし、メンバーになった後は個人の配当金で支払う。鬱病で20年治らない場合、ここは宿泊費だけなので、1ヶ月で治るのなら経済効果もある。

Q:心は現実世界をつくっているといわれるが、恐れは簡単に手放せないのは?

A:それを克服したときの喜びは大きい。病気をしないで、種をもって、別の人格障害をもって死んでいったらなお怖い。それを克服するために生を受けた。それもプログラムに入っている。がよくなかった人が、ここにきて、親との依存関係がよくなったケースもある。兄弟でもみんなが関係性が悪くなるわけでなく、みんな個性がある。本当の自分を知られるのが怖くて守っている。親、自分を完全に手放すと生前葬になる。

Q:手放すとは?

A:自分に縛られていること、お酒でストレス解消するとか、こういう人だね、と言われて、それを外すことは怖いが、それを手放すこと。自分がどういう人なのかわからなくなるのも、いいこと、正しく感じるようになってくること。

Q:日本は男性に対して厳しくなってきて、女性は緩くなっている社会になっている。夫、父親、長男なら、あるべき論をみてきたが、女性と男性のコミュニテイーがどう対話していったらうまくいくのか。

A:見た目の性別にとらわれるのでなく、女性も気質的に男性的な人もいる。性同一性障害の人もいる。単なる医療の枠組みにあるのでなく、出会う問題の中に病気、死生観のなかに根源がある。病気、結婚も今生きている計画の中に組み込んで生まれてきた。何のために人間が地球にいるのか、見直していく。個人の欲求を叶えたい欲望(自我)をコントロールする。自分の意思で健全な人生を歩む。一番大事なのは自分を知る。地球の声を聞く。「エコビレッジをやりたい人」でなく、「心が合う人が自然に集まって調和のとれた暮らし」をすれば自然にエコビレッジになる。

楽しそうです!!
いさどんからお話を伺う
ももかちゃんも随分大きくなりました
まさに『 富士宮 』 の景色です
富士山をバックに記念撮影
★ここで昼食
ゲスト参加の鈴木しげ子さんが歌ってくれました

プロの歌手です!!

●カリキュラム5 「コミュニティの生活体験」

木の花での生活を、家事、キッチン、畑、子育ての4グループに分かれて体験しました。

★家事チーム

ひたすら洗濯物たたみ。さすがに大家族だけあって、洗濯物多さに驚き。おむつのたたみ方も伝授してもらいました。

お掃除(2階や1階の廊下や事務室に掃除機をかけたり、雑巾がけ)や次の講座のテーブルセッティングから、バケツの修理まで参加者も大活躍!木の花のみんなもバケツのスピンが直って大喜びしていました。ちなみにバケツの名前がなぜかダメットさんで、今度はナオットさんに昇格?

★キッチンチーム

たまねぎの皮剥きをひたすら楽しそうにしていました。

★畑チーム

ひたすら畑で草取り。

★子育てチーム

本宅で子供たちの子守と保育。子供たちとおやつを一緒に頂いてのんびりムード。子供たちはテレビを見ていました。

農場で、たっちゃんに説明を受けます
草取りです
こちらは子育てグループに参加、まったりしています
○ここでコーヒーブレイク
子供ちゃんが大勢います
●カリキュラム6 「コミュニテイで暮らすことの楽しさしんどさ

【講師:木の花初期メンバー2人(いさどん、じゅんじぃ)、新メンバー3人(ちなっぴぃ ともちゃん、なかのん)】

木の花の創設以来のメンバー、最近入ったメンバー、中堅のメンバーの皆さんに、何でここに来ることになったのか? 今どんなことをしているか?といった個人的な話から、コミュニティで暮らすことの楽さとしんどさについて本音の話を聞きながら、質疑応答しました。

<メンバー自己紹介と質疑応答>

・じゅんじぃ:

いさどんとの出会いは28年前、29歳で知り合った。人の心には、魂の形があって癖がある。自分と共鳴した。自分の知らないこと、お釈迦様の教えがいさどんの口から出てきて、涅槃という言葉を初めて聞いたときに真実だと思った。いさどんが富士山の麓に行くというので、コミュニティ、共同体などの考えなしに、コミュニティの大切さだけで40歳でここに来た。創立メンバーは20名。初めてのことばかりで、毎日が勉強で心の癖が作業に出てくる。

・ちなっぴぃ:

学生のとき「面白い、神様の声が聞こえるおじさんがいるよ」と父に聞き、驚いていさどんに会った。自分ではないところからひらめきが出てきた。自分の思い以上のことが叶う性質があって、人には徳があり、徳を積んだり使ったりできることを知る。木の花は今18年目で、毎年進化し、いろんな人が集まってきて素晴らしい人生が待っている。地球・宇宙を代表とするという意識をもっている。肉体を持っている以上に、ここでは、生きながらにして宇宙の法則を学ぶことができる。個性、人格をみんなで切磋琢磨できる。子供たちやケアをしていて、ここにいるだけで元気になって変わっていくことなど、毎日が素晴らしいと思う。

⇒Q.木の花で一番楽しいことは?

A.全部自分がやらなくても、みんながバトンタッチでこの生活を支えてく  れていて、毎日運動会をやっているみたい。

Q.ちなっぴいが一番恐れていることは?

A.ネガティブになったことはない。

・なかのん:

仏教のヒーリングや有機農業をやっていた人に会い、そこで心の問題と環境の問題がつながって、公務員だったが、本当の暮らしをしたいなと思った。良いことを言っていても、言っていることとやっていることの矛盾があったが、木の花には矛盾がない。自分ではこれしかないと思った。良いも悪いもなくて、目の前に起こることは自分の心の現れ。

⇒Q.EDEでの学びはどのようにつながっていた?

A.仕事を辞めた人が多かった。自分が動きだす刺激になったりした。家族  は完全に納得はしていないけど、自分の生き方を示すことになって、それ  ぞれの価値観があるということを話し合え、穏やかに両親との交流もあっ  た。外の家族も僕らの家族と考えている。

・ともちゃん(知子):

さみしいということをmixiに書いたら、ここに来て住むことになった。以前の仕事は自分の利益の為に誰かを苦しめることをしていた。社会活動でみんなプロジェクトを立ち上げても、ほとんどが上手くいかない。自分の中に争いの種があって、自分を変えることが一番早くて確実で、自分が実践することが地球の裏側にも繋がる・伝わると思う。ここに来るのに、すごい決心をしたという自覚はない。宇宙の法則を知っていくと、自分のやりたいことが向こうからやってきて合致する。何か問題が起きたときは自分の欲が出て、現象をもって真実となる(因果の法則)。この世界は思いでできている。自分をなくして、自分が何に引かれているかによって行動が変わってくる。

・いさどん:

ここを創設したときに、3つの借家を借りたら、次第にメンバーが「誰々の家」ということを言い出したので家出した。自分の心をとことん共有する場所をつくる。最初は正直さを出す。思っていることを全て言うと、みんなが自分で考えないので言わないようにしている。カリスマ性のあるリーダーシップが必要なわけではない。木の花ののれん分けして一度外に作ろうとした人はいるが、失敗に終わった。木の花では「見通しは立てるが予定は立てない」。流れが悪くなるとさっとひき、やめる器用さもある。将来は、役割として、別のところに行ってやる人も出てくるだろう。成功したもの・ノウハウを活かす。座学ではなく日々の暮らしを実践で体験することが重要。木の花ではESP(エコビレッジ・サポート・プログラム)というプログラムをやっている。毎日一ページずつ開いていって、毎日パズルをやっているみたい。必要な人が現れ、毎日がいただきもの。自分が考えなくていい。大いなるものにお任せする、信頼する。治すのでなく知らない間に治っている。

⇒Q.今でも一番大切だと思うことは?

A.今の社会システムは、全体がある一定の法則に従って問題が起こってい  る。心の癖の表れが法則で成り立っている、それで人間が生かされている  。愛=宇宙そのもの。一人一人が目覚めて、調和が訪れると思っている。  困難があったことは自分に問題があったから結果が現れる。癖の反対部分  の良い方をのばす。宇宙が、善なる愛なる調和でできていることがわかれ  ば、困難は癖を知るチャンスと考えられるようになる。

創設当時からのメンバー、チナッピー、超ポジティブ!!
じゅんじい、こちらも創設当時から、それなりにシリアス
一昨年メンバーになった、なかのん
第1期EDEの参加者です!!
ともちゃん、中堅のメンバーです
笑顔がステキ!!
全体の感じです
するどく質問するボランティアスタッフの、さよちゃん
にこやかに答える、いさどん
色々な意見が出ました
机上の答えではなしに、裏づけのある答えです
●夕食
メニューが黒板に書いてあります
用事で遅れるメンバーには先に取り分けておきます
酵素玄米:どうやらこれが定番の様子
雑穀ごはん
鉄火みそ
スープは中華風でした
メインディッシュは、玄米ボール
ふわふわ卵
野菜は欠かせません
ドレッシングも手作り
まだまだあります
食欲をそそられます
ピリカラもあります
毎食デザートあり、愛情を感じます
大皿に取り分けます、全部載せてしまった‥‥
●コミュニティ・タイム2(EDE参加者でシェアリング)
居室に戻り、震災3.11の後の心のシェアリングも交えて、次回第9回のEDEの開催場所について、みんなで話合いました。
こんな感じです
いやぁ~、参った、参った!!
ニコニコ笑顔
【3日目(5/15)のプログラム】
・ラジオ体操

・前日の学びの報告

・カリキュラム7「新しくつくるコミュニテイの可能性と課題」

・デザインタイム1、2、⇒コミュニテイタイムに変更

「第9回目とこれからについて」

・振り返り・クロージング

●ラジオ体操
ぴょんぴょん飛び跳ねます
●朝食
●前日の学びの報告
●カリキュラム7 「新しくつくるコミュニテイの可能性と課題」
古橋道代さんに参加してもらい、木の花の暮らしを踏まえて、新しくつくるコミュニテイ(インテンショナルコミュニティ)の可能性と課題についてディスカッションしました。
まず参加者の皆さんに、木の花に対する共感度を「親指の角度」で表してもらい席替えをした後、「移住してもいい」という人から、「良いとこもあるけど問題がたくさんある」と思う人まで、それぞれでしたが、一言ずつ感じたことを話してもらいました。

・「移住してもいい」グループ

「ここは成功例で、エコビレッジを追求していくならこのくらいしないと思う。ここの人たちは好きだが、我がすごく強いので、強く意見を言い合ったりすることはしたいと思う。」

・「移住まではまだ考えていない」グループ

「今すぐ住めないけどいいなと思う。」「社会的なコミュニティでの役割があるので、タイミング的には自分はここではないと思う。」「自分が怠け者なので木の花はハードすぎる。」「ここで充足してしまって外の世界とどうつながれるのかが不安。いいなと思うが、地元に住もうと思うので住めない。」

・「移住は考えていない」グループ

「まだ理解できないので、すごいなと思うところと、違和感を感じるところがある。」「自分の時間がほしいのと、NPOや企業などで社会的な役割を果たすといった、社会とのつながりがどうなのか気になる。一人一人はすごい良い人たちだと思う。」「判断しきれない。完璧すぎる感じはする。一方で、課題や問題があるだろうと思うのでそれが知りたい。他の事例もあると思う。」「メンバーは人間的に素晴らしいが、素晴らしすぎるが故の不自然さを感じるところもある。人間にはプラスもあればマイナス、陰と陽がある。ほとんどのエコビレッジは本当は課題があるが見えないようにされてしまい崩壊しているが、ここは上手くいっているので、そこの所が聞きたい。」

質疑応答での様々な質問に対しては、道代さんが答えてくれました。

Q.愚痴を言わない聖人君主的なものを目指している感じがするが、それについては?

A.私たちは聖人君主ではないし、泣かない人間ではなく、同じように恐れや怒りがある中で、でもやっぱりそれに向き合って生きていきたい姿勢や強い思いを持った人たちが集っている。日々の暮らしの中で我が出てくるから、それを見つめて気づくために心のシェアがある。コミュニティでの暮らしを通して、尖った石が磨かれて丸くなっていく。強制や決まりごとはなく自己判断をするとき、全体のためを思ったときに、自分がどんな役割をするといいのかを考える。社会を作っていくときに、社会全体のことを考えたときにどうしたらいいのか考えるのが、良い社会を作るための第一歩。そのミニチュア版がコミュニティの暮らし。ここをモデル・雛形と言うが、形でなく、心のあり方がモデルになる。木の花にいないからできないということではなく、そういう心を持って日々暮らすことが大事。皆の中でそれは深めていける。

Q.どこか抑圧してる部分、見ないようにしている面が本当にないのか?A.出しにくくて抑えているといつか爆発する。気持ち悪いエネルギーはみんなが出させるようにする。感情を出していって、その感情がどこからくるのかを見つめていくとき、周りから客観的な視点をもらってそれに気づく。ここは感情を解放していく場で、自分の心の癖に気づき始めるとものすごい癒しが起こる。全身で表現する人もいる。食べ物の中にも感情は込められている。土や野菜作り、調理してくれた人の愛情を吸収するのもコミュニケーションの一つだと思う。窮屈な場を作っているのは自分の心。

Q.狭い世界に入ってしまって、そこが全てという風に満足してしまうのではという懸念がある。自分は社会との接点を持ちたいし、社会問題にアプローチして、もっと広い世界で色々な考え方をもつ人を知りたい。外の社会との関わりは?

A.GENの仕事、国内のエコビレッジのネットワークの仕事をしていて、木の花と直接関わりがないが、木の花が、社会のために自分の役割が重要なことだと深く理解してくれているから肩身の狭さは全然ない。みんなそれぞれジグソーパズルの一つで、形は違って役割は違うけれど、全体として一つで、皆が支えてくれることが自然の形。木の花の人たちは閉鎖的って思われるが、一般的な人より案外、木の花の人は色んな人たちとのつながりがある。

Q.どうしてそこまで心磨きをするの?

A.色んなセミナーや本で情報を得て、いいなと思っても、自分の中で終わるからまた同じ問題を繰り返す。自分の心を見つめるということがどういうことかわからなかったが、つきつめていくことができ始めた。自分で気づくことが出来なければ、いろいろな人のアドバイスをもらう。

Q.メンバーになって抜けていった人がいたのでは?

A.半分くらい出ていった、出入りが多い時期があった。健康保険など、お金の問題があったので、現在は仕組みを変えている。

「1年仮メンバー制」があり、経済も共有しない(健康保険・年金は別)。1年経ってメンバーになりたい人は、財布をひとつにして、健康保険も全部一緒にする。このシステムになって合わなかったという人とのトラブルはほぼなくなった。仮メンバーで出ていく人は、自分のエゴと向き合ってここに居続けるのは苦しい、自分の時間や創作スペースがないといった不満で出ていった人もいる。正式メンバーになる際の条件はなく、1年後にメンバーに宣言して入ることが多い。ケア(精神障害などの療養滞在)が途中の人は木の花から断ることはある。

Q.創作スペースがほしいと言ったクリエイティブな人は、個人の場が必要ということを木の花に伝えるために彼は来てくれたのではないか。暮らしと活動を両立させたいと思っている人によって木の花がさらに進化していくのではないか?

A.木の花は常に変わっているから、起こり得たかもしれない。不満から出ているのでなくて、世界のためにというのであれば、実現し得たかもしれない。

Q.いさどんの悟されるような言葉に対して、それは違うのではないかという声は出るのか?

A.いさどんを知れば知るほど、彼の持つ完璧なつかみのある見え方というのを感じ学んでいく。ものを考える時は自分中心に考えるが、彼はもっと外側のところを考えていて、メンバーのことを細かく見て、その人の魂の苦しみや持っているものを気づいていくためのきっかけを与えるための声かけをしている。そういうことを体験しているから信頼を持って聞くという姿勢ができている。いさどんの言うことに何も反発しないと見えてしまうが、ベースには、いさどんの人格と積み上げてきた深い信頼関係があり、単純なものではないことを理解してほしい。

Q.我がなくなると自分ではなくなるのではないか、周りの影響を受けすぎてしまって、自分を保てないのではという恐れがある。

A.自分のエゴと向き合ってきたときは、すごく見える人や大いなる宇宙の仕組みか何かに委ねるしかない。委ねたときに、今までの自分の枠にはまっていない世界に足を踏みこむことができる。自分の枠が外れることに対して皆怖れを持つが、そこに慣れると快適。自分がなくなるわけでは全然なく、より広く受け入れていく心を開いていくのは重要だと思う。

真摯に答えてくれるみちよさん
打ち解けて来て楽しそう
インテンショナルコミュニティについて
親指のサインで、ポジティブ、普通、ネガティブ、に分けます
説明する鎌田さん、
この後全員に、ポジティブ、普通、ネガティブ、のサイン表示をしてもらいました。
たまらずに、手を握り合う!!
●デザインタイム1⇒コミュニテイタイムに変更

この時間はデザインタイムのプログラムになっていましたが、コミュニテイタイムに変更して、今回の3.11の東日本大震災を経て、みんなで心境の共有をした後、最終回(第9回)エコビレッジ総合デザインを、どこで開催して、どのようなプログラムにするのか話し合いました。

その中で、「第9回で最終回というのは何か腑に落ちないので、その前にもう一回みんなでシェアする時間がほしい」という意見があり、参加者が自主主催して6月に参加者の一人が提供できる館山で一度合宿をして集まり、7月に最終回を行うことになりました。

居室に戻って車座で話し合います
なごやかです
●昼食
●デザインタイム2

午前に引き続き話合い。

9回目(最終回)について話し合います
色々な案が出ました。
最終回の前に参加者による自主企画を1回行い、
そこで最終回について再度話し合うことになりました。
自主企画を行う場所は房総半島の館山で、
エレーナさんが移住してエコビレッジを作る予定のスペースです。
自主企画の開催地が決まり、頭をかくエレーナさん
●振り返り・クロージング
長いようで短かった、第7回も終わりに近づきました。

最後の振り返りでは、参加者のみなさんから、

・3.11からの心のシェアを十分することができて、みんなとの信頼関係が出来き、これからやっていけると思った。

・今回はいろんな気づきがあって、原発を通して個人と社会のつながりがわかって、そういう話が密にできてよかった。館山に次回みんなが来てくれるようになって大きな展開になりそうで良かった。

・原発のことで女性からの視点をみることができて、とても感じることができた。木の花ファミリーもとてもすばらしく感じました。

・木の花からとてもいい環境を与えてもらえて感謝しています。震災後はEDEのことも頭になかったが、ここに来れてみんなとシェアリングしたことが自分のエネルギーになった。

・エコビレッジは信頼関係を作っていくことが大切だと古橋さんに最初言われ、自分は外見からはいっていくタイプだったが、木の花を見てとても勉強になった。

・木の花の訪問は2回目で、来る度にとても学びになる場でした。EDEのこの場も一つのコミュニティになっていて、今後ずっと繋がる深い仲間になると思っている。

・木の花(実践地)での学びで、コミュニティの中で住んでいるまっすぐなすがすがしい生き方をしている人達に会えて、こういう生き方ができるのだと自分の中で驚きがあった。3.11後どうやって生きていくのか自分の中で直結した学びになった。

・この311の天災によって、やっと日本人が自分の足でたってきている人達出てきて、最大のチャンスだと思う。今後の復興は我々の願っている社会になっていくように、我々がつくっていきたい。

古橋道代さんから、

・エコビレッジの実践というところでみなさんに来てもらえてよかった。評論家的な見方でなく、実際住んで実践してみないとわからない。足りないところはあるかもしれないが、日々真剣に考えて暮らしていて進行形だが、これがベストな形。みなさんがこれからコミュニテイを作っていくと理解できると思う。話より実践していく時代になっていくと思う。そのヒントが木の花にあるなら利用していって欲しい。という感想がありました。

最後はみちよさんにも参加してもらいました。次回の自主企画はどのように進むのか?ますます、目が離せない展開になりそうです。

3月に予定していた木の花ファミリーの学び(実践地域の学びⅠ)でしたが、3.11の震災の影響で2か月間延期になり一時はどうなることかと思っていましたが、今回5月に開催することができて一安心です。今回のコミュニテイタイムでは、参加者の信頼関係やつながりが一層深まり、参加者から6月の自主企画の提案も出され、主体的なコミュニテイづくりがまた一歩前進して嬉しく思っています。3日間の木の花でのコミュニテイ体験を通じて、これからのコミュニテイづくりにつなげていってほしいと願っています。

(文責:第2期EDE運営委員 林 悦子)