第3回レポート

第3回経済 レポート 第2期EDE運営委員会
第2期EDEの第3回目『 経済 』 は、11月21日の午後1時半より、那須セミナーハウスにて3日間の開催がスタートしました
今回のレポートは、田中優氏のメッセージ(2日目の講義)を
お伝えする為に長くなってしまいました
経済により社会を変える素晴らしく刺激的なメッセージです
このメッセージのみでも、是非ご覧下さい
ココをクリック で、田中優氏の講義に飛びます
会場の『 那須セミナーハウス 』 の案内板
那須セミナーハウス外観
【1日目(11/21)のプログラム】・導入・オリエンテーション・カリキュラム1「伝統智と開発・発展」   講師:鎌田陽司・カリキュラム2「グローバルからローカルへ」 講師:鎌田陽司・夕食・コミュニティ・タイム「自分の関わっていること」 発表:参加者有志
●導入・オリエンテーション
あいさつのあと、スタッフも含め全員のチェックインと簡単な自己紹介が行われました。今回も各自、紹介したいものを持参してもらいました。『 前回からあっという間にすぎてしまった。 』という感想や、各々のプロジェクトの進行状況の報告がありました。
持参した本を紹介するムーピーさん
日根野さんご夫妻、リラックスした笑顔が素敵!!
子連れで参加の熊倉さんご夫妻百香(ももか)ちゃんは育ち盛り、毎回大きくなっています
また今回は、最初に3日間のプログラム概要をお伝えしました。  ・グローバル経済を読み説く ・分かちあいの経済の実践例を学び、実践につなげていく ・本当の豊かさは何かを考える
●カリキュラム1「伝統智と開発・発展(映像とシェアリング)」  講師:鎌田陽司
映画「懐かしい未来 ラダックから学ぶ」を観ながら、伝統的共同体と開発・発展について考えるワークを行いました。まず、代表であり今回の講師を兼任する鎌田さんより、映画の背景説明。
全身で説明する鎌田氏
【これは、ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ著「懐かしい未来」をもとにした映像。1974年まで外国人がほぼ入っていなかったヒマラヤのラダックは、伝統的な暮らしが営まれていた。しかし、グローバリゼーションによる開発と近代化で急激な変化が起こり、様々な社会問題と心の荒廃が起き始めた。それは、西洋や日本でも、長い歴史の間に起こったことが象徴的に現れているのであった。】パート1では、「ラダックにおける伝統智とは?」「日本にこういう知恵はなかったのか?」という点を考えながら、映像の第1部(伝統的な共同体)を観て、感想をシェアしました。パート2では、「開発・発展の名の下になにが起きたか」「なぜ起きたか」という点を考えながら、映像の第2部(開発・近代化による変化)を観て、感想をシェアしました。
ペアを組んでシェア、思わず身を乗り出してしまいます
そして最後に、これからどういう方向に向かっていったらいいか?という問いを、各自で話し合ってもらいました。参加者からは「日本の自分たちの姿を見ているよう」「衝撃を受けた」といった声が出ました。とても思考を喚起する映像で、前近代から近代化後の私達の社会に起きてきたことの流れを概観し、伝統智と文化の意義を再発見し、未来へのヒントを得られたのではないかと思います。
●カリキュラム2「グローバルからローカルへ」  講師:鎌田陽司
引き続き鎌田さんよりグローバルからローカルへの移行についての講義がありました。グローバリゼーションの歴史は ・第1波:大航海時代、 ・第2波:産業革命、 ・第3波:アメリカの覇権「地球村」という大きく分けて3段階ある。経済グローバル化は消費文化を世界的に押し付け、地球そして市民一人一人の力が奪われてしまう。

ローカル化のための2つのアプローチ

・反グローバリゼーションは経済の構造や負の影響を見極めること

・脱グローバリゼーションは各地域でのローカル化

ローカル化とは、地産地消と地域内循環を促進することで、地域の経済を活性化すること、その地域にある資源の適切な活用を進めること。

それは地域の自律を促し、一人一人の主体性、自然やコミュニティへの帰属感を回復し、平和と幸福をもたらすことでもあります。

図:ローカリゼーションの諸領域
●コミュニテイ・タイム(参加者の活動プレゼン)
1. 武田史人さん:バイオマスタウン構想(富士ケ嶺地域 上九一色、富士と川口の協同事業)環境保全と地域活性の両立をめざして、ツリーハウス、地域農業アンテナショップ、レストラン、エコツアー、外来種駆除・生態系復元等の事業を展開する。
プレゼンする武田さん
2. 熊倉敬聡さん: 三田の家地域、大学、ボランティアが中心となって、「無目的スペース」として様々な活動に利用。大学と地域社会をつなぐ触媒の役割を果たしている。
3. 伊江玲美さん、宮本倫明さん:   琉球ホリステイック・リトリート・インステイチュート ヒーリング、メディカル、自然治癒力、精神性を包含し、観光産業として自立したニューロハスがコンセプト。具体的には、瞑想ガーデン、レストラン、自然分娩、宿泊、スパなどをつくり、琉球大学や統合医療の専門家と協力して教育施設としての機能を考えている。33haの土地を確保し、ロート製薬との日本初の合同会社(LLC)でプランニングをスタート。
4. 北村なおみさん: コミュニティ・キャバレーin 安穏朝市築地本願寺で開かれている安穏市での活動をベースに展開中。コミュニテイスペース、休憩スペース、イベントスペースのようなものをつくりたい。
どれも斬新な発想で期待の膨らむプロジェクトでした!
●特別プログラム(自由参加)「我が共同体ことはじめ」 発表:鎌田陽司
特別枠では、鎌田さん自身のこれまでの人生の歩みと、出会った共同体、コミューン運動についての発表。
青春時代を語る鎌田氏
挙げられた共同体は山岸会、心境同人、紫陽花村、農業開発技術者協会、一燈園。特に山岸会については、鎌田自身のそこでの体験と、感じていた問題点、光と影について話がありました。山岸会を抜けた人たちが鈴鹿で再結成して立ち直り始めており、この動きに期待とのことです。夜遅くだったにも関わらず、多くの人が参加し、その後の交流タイム(飲み会)も盛り上がり、1日目の夜が更けていきました。
【2日目(11/22)のプログラム】
・朝食 (マクロビ7号食)・健康と癒し コミュニティ・ヒーリング・カリキュラム3「グローバル経済の誘因を読み解く」 講師:田中優・カリキュラム4「エネルギー問題の解決策」 講師:田中優・昼食 (アジア学院の食堂にて)・カリキュラム5「おカネを利用した解決策」 講師:田中優・カリキュラム6「具体的な解決策とワークショップ」 講師:田中優

・夕食 (アジア学院の食堂にて)

・コミュニティ・タイム「地域通貨エーデ市」

●健康と癒し
朝のプログラムは、三谷さんの健康と癒しの実習です。
・歩き方の復習
歩くときに全身いろいろなパーツを使えば使うほど活性化する。急所は左右の足を平行に着地して歩く事。これが無意識にできるようになると一生の財産になります。
・肩こりのケアB 座布団の上に横になって実習。デモンストレーション→ペアを組んで実践。こっている方からやったほうが効果的だそうです。
凄~く楽しそうな雰囲気!!
実習後、立地上がって歩きながらウォーミングアップ、腕がより身体にまきつく感じや、肩のブラブラ感を実感出来ました。
●朝食 (マクロビ:玄米7号食)
●カリキュラム3「グローバル経済の誘因を読み解く」講師:田中優(講義)
2日目は優さんの鋭いプレゼンテーションを通して、何によって経済が動いているのか。世界の紛争や貧困を招いている原因は何かを理解し、それらへの有効な対策について考えました。
始めは田中優さんから運動に至った経緯の説明がありました。子供の病気をきっかけに原発・環境問題に関心をもち、反原発運動、リサイクル運動をするも、一時的に盛り上がったとしても結局それらは続かず、また別の新しい問題が起きてしまう。そのなかで気づいたのは、自分たちの貯金の使われる先が「貧困を助長するODA、原発、核燃再処理工場、ダム、河口堰、リゾート開発」等々であり、これはもぐらたたきのようで、自分がゲーム機にコインをいれているから、永遠にゲームが終わらない。そこで市民で銀行をつくろうと、未来バンクをつくった。環境に良いこと・福祉・市民事業に対して融資をし、これまで出資は2億円、9億円分利用された。NPOバンクは現在全国20カ所に広がり、「新しい公共」政策にも採用された。非営利の住宅会社「天然住宅」で国産材利用・化学物質フリー住宅の普及促進事業もしている。
(以下は田中優氏のプレゼンに基づき、EDE運営委員会で趣旨をまとめています、微妙なニュアンスの違い等ありましたらご容赦下さい)
○天然住宅について
2年前にたち上げた、非営利の住宅会社。現在の住宅建材の9割は輸入。世界中の森を破壊し尽くした一方で国内の森は荒れたまま放置されている。現代の住宅は20年で価値がゼロになる。人生最大のゴミは住宅。天然住宅は300年もつ住宅を目指している。99%天然素材、国産無垢材で環境負荷ゼロの健康住宅づくり。体に悪いもの、化学物質を使わない。化学物質過敏症の人も住める。価格も安く提供している。(坪単価で70万 普通130万)・飲食物より重大なのが室内空気。私達は食べ物飲み物の5.5倍の重さの空気を吸い込んでいる。肺に入った空気はすぐに血に乗り、フィルターがないので、影響がダイレクト。今の家は99%がシックハウス。ホルムアルデヒドは年数経っても消えず逆に増える。
天然住宅バンクも立ち上げた。住宅は今年度10件以上受注があり、今年2年目にして赤字でなくなった。山で努力している人に給料をあげたい。地域活性化には木材利用だ。化学物質、電磁波、農薬(ネオニコチノイド等)、、増加するADHD、化学物質過敏症、抑鬱、白血病、、汚染の影響の中で若者に元気がないのも当然。大人たちこそがだめな社会を作った。
○戦争の誘因
IEAが認めているように2007年時点でピークオイルは起きている。新しい油田は見つからず、しかし消費量は増え続けている。一番金儲けができるのは油田をにぎっていることであり、戦争が起こる場所は必ず5つのどれかに当てはまっている。①石油②天然ガス③それらのパイプラインの通るところ④鉱物資源

⑤水資源

例えば、イラクやイランは石油、イスラエルには領海部分に巨大な油田、アフガニスタンにはトランスアフガンパイプライン、カザフスタンにはウラン・天然ガス、チベットには鉱物資源、ウイグルには中国最大の油田・ガス田、ベネズエラは石油等々である。

戦争の原因は民族紛争と言うより、金儲けにある。

だから反戦ではなく、戦争をする原因をのぞき、無効化する運動が重要である。

戦争を避ける、無効化するキーワードは『 エネルギーを変えること 』にある。100年後のエネルギーは何か考えてみよう。現在使われているエネルギーの寿命は①石油41年②天然ガス65年③石炭155年④ウラン85年

石炭を除き、100年持たないのである。

従って、自然エネルギーへのシフトは「可能性」ではなく「必然」である。

○アメリカの戦争を支えているのは私達の貯金
アメリカは貿易赤字・財政赤字の赤字国だが、911事件以降、日本が大量にアメリカの国債を買った(日本政府が短期国債を売って、銀行が米国債を買った)。その資金は国民の郵便貯金、簡易保険、年金の掛け金から拠出されている。従い、私達のお金も責任の一端を担っている。ここでのキーワードは『 お金のあり方を変える 』ことにある。・もし世界の軍事費を貧困などあらゆる社会問題に使えたら、たった一年分の軍事費ですべて賄え、まだ2099億ドル余る。まるで、『 この地球は、お互いに殺しあって自殺しよう、と決心したようだ。 』
○地球温暖化と戦争
現在の軍事による石油の消費量は莫大である。戦車の燃費は石油1リットルで250mしか走らない。F15が8時間飛行するだけで、一人が一生に出すCO2排出量に達してしまう。従い、『 戦争に反対しない環境保護なら、世界は戦争で滅びるだろう。 』アメリカの元大統領や元副大統領は軍需産業と密接に結びついている(カーライル、クルセイダー、ハリバートとパパブッシュ、チェイニー)
○貧困とODA
今世界では、奴隷の貿易が復活し、未曾有の差別の社会となっている。例えば、貧困国では子どもたちが15ドル(約1200円くらい)で売買されている。摘発されそうになった奴隷運搬船からは、子供が海に捨てられたり、カカオの実を収穫する子供たちは、発酵させた後のチョコレートの匂いを嗅いだことがない。 構造問題1 日本のODAは55%が融資。 構造問題2 途上国は借金のために輸出せざるを得ない(途上国の債務が増えると資源価格が下がるため)。IMF、世界銀行による構造調整プログラムが押しつけられる。

①通貨を切り下げて、輸入品を高く、輸出品を安くさせる。

②福祉・教育・医療へ回す予定の資金を返済へ使わされる。

③自分たちが食べるものではなく輸出するための作物を生産させる。

今や返済額の方が上まわる、日本の援助。貧しい国から回収し、さらなる貧困を招いている。

なた、ミレニアム開発目標は貧困削減のためのダム造りをしたりしている。土地を奪われた人々はスラムかプランテーションに行くしかない。

ここでのキーワードは『 私達日本はいいことをしようとする前に、悪いことをやめるべきだ 』

○経済のグローバリゼーションはトリック
輸入農産物が安く手に入るのは、国境線を越える燃料には税金がかからないからである。例)神戸-東京の航空便より、シンガポール-東京の方が輸送費が安い。アメリカやオーストラリアは、政府の輸出補助金によって、100円かけてつくった農産物を50円で輸出している。しかも強引な大規模収奪的農業で、土地の地下水を汲み上げすぎて枯渇している。こんな助成により持続不可能な農業をしている国に、国内農業が対抗できる筈がない。自由化グローバル化を合理的だと思っている99%の経済学者はアホだ。フェアトレードの最終目的はフェアトレードをなくすことであり、援助の最終目的は援助しなくても済むよう自立させること。例)タイのローカルマーケット、ベトナムの合鴨ならぬアヒル農法

一つの解決策は、グローバル・タックスを取り入れる方法である

経済関係・通貨取引税、通貨取引開発税・他国籍企業課税、環境関係・地球炭素税、天然資源税、平和関係・武器取引税、保健衛生・航空券連帯税などが考えられる。

ここでのキーワードは『 お金がなくても暮らせる部分を増やしていくことがもっとも大事。 』

●カリキュラム4「エネルギー問題の解決策」講師:田中優(講義)
辛口の講義はまだまだ続きます。
○核燃料サイクルの推進と国家の戦略的強化の誤り
高速増殖炉ではプルトニウムは増殖できない。プルトニウムが余ると、それをウランと混ぜて使うのがプルサーマルであるが、ウランのみで行った方がコストは安い。プルサーマルで使った燃料を再処理したいが、冷やすのに100年かかり非現実的である。
○放射能は体内に濃縮する
六ヶ所村再処理工場より放出される放射能は350倍と薄いが、放射能が大気中に放出されると、体内にあるカリウムに放射能が蓄積され濃縮される。同様に、微生物も放射能を栄養と勘違いして吸収し濃縮される。これらの放射能は体の内側から浴びる事になり、1万倍濃縮される計算になる。放射能の被害は距離の2乗に反比例するので、外から放射能を浴びるより、内側から放射能を浴びたり、食べてしまったときは被害はさらに1億倍となり、合計で1兆倍になる。人間は食物連鎖の頂点にいるので、被害は甚大となる。被害は距離の2乗に反比例するので、距離を離れることが重要。
○日本の自然死産率
大気圏核実験の影響によって、死産率は1956年から上昇、1990年まで続いた。死産率は、降雨にも連動している。胎児の死亡の1/10は死産。一番影響するのは細胞分裂するときの染色体の中で起こる。大人は大丈夫なレベルでも、赤ちゃんは10倍、胎児は100倍以上の危険があると
考えるべき。
○原発周辺の危険
2004年ドイツ政府の放射線保護庁の発表によると、放射能汚染の5Km以内で子供たちに白血病が高い率で発症。一般的にも、毎年1.4mシーベルで被爆。しかし被爆地では0.0009シーベルしか浴びていないのに、被ばく率は高い。一般に原発事故が起こると、ヨウ素131がもれ、甲状腺にたまって癌を発症する。癌の発症の予防に薬剤を飲むが、ヨウ素131は半減するのに8日間、1000分の1に減るのに80日かかるため、3ヶ月飲み続けないといけない。それに対して六ヶ所村の再処理工場からでるヨウ素129は、半減するのに1570万年かかり、1億5700万年飲み続ける必要があるが、これは不可能。チェルノブイリでも同じで放射性ヨウ素はやっかいものである。ヨウ素そのものは生物に不可欠の元素なので微生物は栄養として捕らえる。

その結果、甲状腺ガンになって人が死ぬ。

そして、煮ても焼いても放射能汚染は残ることになる。

○メディアの問題
原発の負の情報をメディアは一切報じない。日本のメディアはテレビ新聞ラジオ同じ資本で、最大のスポンサーは電力会社。言論が制限されている。
○無駄な設備
電気料金を1035円とすると、1000円に3.5%電力会社上乗せしている。35円の報酬が会社にあるので、350億円を儲けたいため、必要な費用を1兆億円にする。例えばもんじゅのように架空の設備をつくると1兆億円+2.6兆円の儲けになる。これを「総括原価方式」という。
○発電単価
原子力が安価と言っているが、電力会社は自前のデータを発表していない。資源エネルギー庁のデータだと以下である。・原子力5.9(円/KW・H)・水力13.6(円/KW・H)・石油火力10.2(円/KW・H)・LNG火力6.4(円/KW・H)・石炭火力6.5(円/KW・H)

ところが原発設置許可申請書には記載があり、国会図書館で閲覧可能。

それによると、発電原価の平均は13.9(円/KW・H)で高価。

一般に安いと言われている水力発電が高くなっているのは揚水発電のためである。

○日本の電気料金
アメリカより3倍高く、スウェーデンと比べると6倍高い。そのため電気を多消費するアルミ、銅、鉄の精錬などは海外に移転せざるを得なくなった。若しくは深夜料金の安価なときでないと稼動しない。日本ではうそのデータがまかりとおっており、経済的不合理性を経済界の人に知ってほしい。
○運動の3つの方向性
上から変えようとするのが上の方向(国・企業・自治体などへの接近)、横への動きは周りに情報を広げること。斜めが新しい道(第3の道、オルタナテイブ)となる。3つを同時並行で行うと良い。
○そもそも産業が排出している
車の排気ガスなどを含めても、家庭の二酸化炭素排出量は全体の1/5ぐらいしかない。日本のCO2の半分は工場153事業所(石油、セメント、鉄鋼、電力の工場)から排出されている。
グラフを駆使して、凄く解り易い!!!
○貯められない電気
地球温暖化は電気(電力)が問題。貯められないのでピークにあわせて発電する。ピークがでるのは1年で0.1%。節電しても問題解決しない。家庭部分は9%以下、91%は企業。事業者が節電すべき。
○電気消費量のピーク
家庭では使えば使うほど単価が高くなっていく。それに対して事業者は使えば使うほど安くなっていく。事業者が製品1個当たり売り上げたいのなら、消費すればするほど安価になるので消費の多い月を多くすればいい。同時に3年で元がとれる省エネ製品は導入していない。省エネすれば得になる料金体系であれば、省エネは企業に広まる。仕組みが問題である。
○東京電力のピーク
世界最大電力会社である東京電力では、夏場平日日中31度超えたときにピークなる。それを現すピーク需要の表は、原発が事故隠しで止まった2003年のデータによる。
ピークの上下が大きいために、原発の負荷率(稼働率に近い)は年間で60%ない。
1年の半分は休んでいる。ドイツでは72%も稼動している。
ピークを上下させる電力消費量の差をなだらなかにするだけで、原発の設備量を
超えた25%の発電所は不要になり、原発に頼る必要はなくなる。フランスでは夏場は11倍高価にしている。イギリス、カリフォルニアはそれぞれの取引量を株式で取引されており、ピークは自然に下がる。アメリカのコードの2本の1本はエアコン、残りの1本は家電につながれており、ピーク時はエアコン用の電気が止まる。要するにピークを下げれば、新しい設備をつくらなくていい。

日本は電力会社はやればできるのにやらず、発電の効率もばらばら。

液化天然ガスなど一番高いのにあわせる方式になっている(トップランナー方式)。

電気のCO2は色々な方法を足し合わせて行くと、ゼロにできる。
・使えば使うほど高くなる料金体系にする
・火力発電を最高効率のものにする
・LNG火力にする
・自然エネルギーを取り入れる、等々

○風力発電
千葉県犬吠崎に風車を建てると、東京電力の電気全部をまかなえる。東大が調査して、HPに乗っている。カーボンファイバーを海に浮かす大規模洋上風力発電は、原発1基分に相当する。東京電力も洋上風力発電の計画はあるが10年後である。アイスランドでは自然エネルギーで70%をまかなっていて、日本製の設備で地熱発電をして温泉をつくった。日本では地熱発電に積極的に推進しようとしていない。北海道、九州、東海が風力発電は適している、これで自然エネルギー足りる。
○小規模水力発電
4.5mの長さで、4人家族家1件まなかえるが、日本では売電のシステムがうまく稼動できない。
○波力発電
ジャイロが回転して直接発電する。9x15mの大きさで、45kw。日本はもっとも優れた技術でこれをつくっている。
○マグナス風車
鳥がぶつからず、低周波騒音も出ず、風速50mまで使える。価格は2億円(発電単価で自然エネで最も安価)。
○世界自然エネルギー白書2010
2009年、世界の中でどうなっていたか、世界では自然エネルギーが拡大しているのに、日本だけが騙されている。日本では自然エネルギーは高価で役立たない。
○家庭のCO2排出量と電力消費
家庭のCO2を見ていく。電気、車の順位で多い。電力消費はエアコン、冷蔵庫、照明、テレビの4つが電気消費の2/3を占める。
○省エネ製品への融資
エアコン、冷蔵庫、テレビ、ビデオ、洗濯機のすべての商品の消費エネルギーが5割以下に減った。冷蔵庫は95年以前の製品だと古いタイプに属し、新型を変えると、年間に27328円得になり、5年で元が取れる。エネルギー的には、エアコンが代替フロンに変わった辺りから効率がよくなり、フロン使用のエアコンは買い換えた方がいい。努力、忍耐を押し付けるのでは無く、省エネにより儲かる仕組みつくる。例えば、省エネ電球で年2479円得になる。例えば蛍光灯ランプを各家庭無料で渡し、費用が浮いた分で回収する仕組みとかで省エネができる。しかし、エアコンは省エネデータが偽装されているので壊れるまで使うしかない。
○電気を自給
一般家庭の必要電力は太陽光パネル8畳間で賄え、屋根1つ分で足りる。日本は最も省エネ大国であり、夜の電気や電気自動車のバッテリーを使う。一般に直流を交流に直して使っているが、直流をそのまま使うと燃費2割高になる。
○スマートグリッド
ネット回線を電気で同時に使い、瞬時にやり取りする方法で、世界中で進んでおり、これからの電気の自給方法の主流。日本は東京電力の影響もあり、電力会社が嫌がって進んでおらず、地域でスマートグリッドはできない。パナソニック、TDKなどが開発している。
○ヤマダ電機で電気自動車
究極の電気自動車であるトヨタのエリーカは、一回の充電で300キロ走り、燃費は1キロ=1円 、価格は3000万円。
ぞれとは別に、ヤマダ電機では、太陽光パネルと電気自動車、バッテリーも合わせて販売する予定。
優さんの最新の書籍も会場で販売!!
ポイントつけてヤマダ電機で買うだけでこれらのシステムが成り立つ。ガソリン自動車はエンジンで効率が落ち、電気自動車は発電所で効率が落ちる。電気自動車を活用するなら自然エネを使うのがベストで、エネルギー効率は8割近くなり、ヤマダ電機でセットでこの仕組みが販売されることで、原発廃止へつなげる事が出来る。
○石油から自然エネルギー社会へ
社会の中で考える、現状は石油コンビナートがすべてに広まって働かされている。小規模水力でどんどん電気作る。例えば、水車を1/800に小規模化して電気を作り、電気スタンドを始める。これらにより、上から下の社会が下から上への社会、国家へと転換する。欧州は自然エネへ向かっていて、日本だけが戻ろうとしているが解決策はすでにある。わざわざ石油を奪って戦争する、原子力を使う必要も無くなる。石油などのエネルギーを輸入するために海外に20兆円払っているが、自然エネルギーにシフトすることで20兆円を地域経済にまわす事が可能になリ、地域経済は活性化される。

ヘレナさんが提唱しているローカリゼーションも可能になる。

これでエネルギーの問題は解決できると思う。

●昼食(アジア学院食堂にて)
第3回の昼食と夕食は、留学生に混じってアジア学院の食堂で頂きました。食を共にした異文化との交流で、受講生も大喜びでした。
バイキング方式留学生に混じって、食事をお皿に盛ります。
ハイ・チーズ、最高の笑顔でした!!!
田中優氏も一緒に昼食
●カリキュラム5「おカネを利用した解決策」講師:田中優 (講義)
辛口の講義はいよいよ佳境に差し掛かります。
○木材
日本は森林の国なのに、消費量の73%を輸入している。日本が世界の熱帯林を集中豪雨的に伐採し破壊した。(パプアとサモアの熱帯林のみ残っているが、このままではいずれなくなる)輸入した熱帯材はベニヤ材やコンクリ建築のコンクリートパネルで使い捨てにされる。しかし、木材は毎年7千立方メートル輸入しているが、国内では一億立方メートル育っている。つまり日本は木材を1本も輸入しなくても自給できる。だが、国産木材は価格が1960年頃に比べ8分の1まで下がり、今は大根と同じ値段。50年かけて育つ大根では、林業が成り立たず、日本の林業はだめになった。

人工林の間伐ができないせいで、山崩れ等の災害が起こっている。

現在の杉・檜林は拡大造林計画の時に植えられ、伝統的なものはほとんどない(特に東北には)。杉・檜の歴史は浅く、これらが林業だというのは勘違い。

昔の家は、くり、けやき、ぶななどの広葉樹を使って作っていた。広葉樹は非常に強い木材。

キーワード『 日本に必要なのは、間伐材を適正価格で使うこと。その後は広葉樹を植え混合林にすべき 』

○お金が左右する未来
銀行の経営が成り立つには、不良債権を埋め、人件費も含め、更に金利を取る必要があり、これより計算すると6%の金利が必要になる。しかし、経済成長率1%の現在、企業は1%しか儲からず、6%の金利は払えず、現代の銀行はもう成り立たない。金融がミスマッチしており、日本は金融教育がなっておらず、金利の怖さを理解していない人があまりにも多い。キーワード『 非営利の金融機関をつくってなりたたせてしまおう。 』そこで自分たちでつくったのが、未来バンク。ここの金利は2%しかない。
例えば、ヤマギシ会から出て集まった人たちが鈴鹿でグループを作り暮らしている。皆でプールした資金で起こした事業は次々成功し展開している。それは金利がなく、元が取れればいいだけの資金であり、金利ゼロの強さの1例である。
私達の貯蓄が環境破壊、途上国への金貸し援助、戦争資金源になっていたりする。農協は農業の自由化に反対だが、農林中金のお金は世界で一番、世界銀行の債券を買っている。その世界銀行はグローバルなカジノ経済化を進めているという、皮肉な結果になっている。私達の未来は[お金をどこに預けたか・どう使ったか・どう稼いだか]によって決まる。私達のお金の接点の3つは[買う・働く・貯金する]スタバで珈琲を買えばパレスチナ人を殺す資金になり、自分たちの地域のカフェでお茶をすれば、コミュニティを活発にするお金になる。
○もう一つ重要なのは[仕事をつくること]
会社を起こすのは難しいが、例1:酒付きの人が10人いたとすると、各々が収入の10%を出せば一人雇え、居酒屋が作れる(10%かける10人は100%)。例2:7世帯がグループを組み、そのうちの一組が料理を一日一回作れば、1週間に1回料理を作れば済む。作れない日は変わりにお金を払えばいい。そうするといずれ7世帯のうち1世帯くらいは、料理だけで食べていけるようになる。仕事を作るというのはこの様なことであり、自分たちでお金を回すこと。(エコビレッジをつくるならまず台所から作ってほしい。)
○ひろがるNPOバンク
全国20カ所以上。お金の問題は中央集権と言う構造にある。郵便貯金、農協預金、どこに預けようが、使い道は東京が決める。地方がお金がほしかったら、公共事業をやるしかないが、公共事業はあっという間になくなって、地方に借金を残す。自分たちのお金だったら、もっと費用が少なく、もっと雇用が増える使い道が考えられる。(NPOバンクは年に1度しかおろすことはできないが、8割までは「金利ゼロの融資」として引き出すことが可能なので、実質いつでも引き出せる(手続きは1週間程度かかる))
apバンクは1%単利固定で環境にいいことに融資。・メタンガスの発酵装置福岡県大木町の職員が屎尿を発酵させてガスを作り発電、液肥は近隣農家に無料で提供。本来迷惑施設だが、逆に誘致合戦が起こっている。屎尿では足りず町人1万6千人に呼びかけて生ごみを出してもらった。すると町のゴミの44%が減り、自治体のゴミ処理費が半分に減った。半分に減るとゴミの内容が明らかにわかる-紙ばかり。→紙のリサイクルを徹底すればもっと減るとわかってくる。

そうやって紙を減らし、じゃあ次はこうやろうよこうやろうよ、といって、いまや町はゼロ・ウェイストを目指している。

生ごみはバケツで回収。当番が、割り箸など混入をチェックする。この生ゴミには、廃油が10%まで入っても良く、油でガスの発生量が多くなる。

○この社会を緑にするには
よく法律を作って、大きなハケで社会を全部緑色にしようとする。そうでなく各地域に緑の点をいっぱい作り、他がまね、どんどん増やしていけば、いつの間にか全部が緑になる。この方が市民に似合うやり方と思う。上から下に強制するのではなく、自分たちで緑の拠点をつくっていく。
○地域の活性化には、よそにお金を流さないこと
経済が活性化しているとき=ものやサービスがよく回っているときこのとき逆方向に回っているものがお金。[地域活性化の程度=地域の資金量×回転数]で測ることができる。⇒まず地域がすべきことは、東京にお金を預けないで地域に残し、まわしていくこと。東京から来た店では買わず地域の商店から買う。最低なのは海外に流してしまうこと。自給率が低いものは最低。
もっとも自給率が低いのはエネルギーで自給率4%。このために20兆円も海外に流している。⇒自然エネルギーで自給次に木材(自給率27%)⇒国内の木材を利用次に食料(自給率40%)⇒地産地消
・事例:足立区の東和商店街35校くらいの学校給食の民営化の際に、商店街に業務を委託した。食材は商店街からしか買わず、買いたたかない。商店街にお金が回るので店がつぶれない。更に敬老祝い金5000円を商店街の共通商品券5500円に変え、毎年4億円が地域に回るようになった。→生活保護費は3割が自治体負担。地域の共通商品券(10%増)を選択できる仕組みにすればいい。
商品券は引き出しの中で平均17%くらい紛失してくれるので、10%余分に出しても損しない。素敵なカードにすれば50%コレクションされる。商品券のような不安定のお金を出すと、不安定なお金から先に使ってくれる。システム的には、商店街が発行し自治体が買い取って配る。
○お金の知恵を利用すると色んなことが解決できる。
⇒問題の中に時差が起こったときには金融を使って解決する
地域通貨の共通した原理『 地域通貨はインフレのときしか上手くいかない 』インフレ時には金の価値が下がるのでモノで持っておいた方が有利である。モノだと腐ったりいたむので、紙にしておくのが地域通貨。デフレ時に地域通貨を無理矢理入れると、モノの価値が減るのに従い損する。ブラジルで経済合理性のある行為はお金に換える時間を短くしてもので持つこと。(タンスを買っておいて必要なものが出るとタンスを売ってすぐ買ってくる。リオのカーニバル衣装を買っておくと来年高く売れる)
一つだけデフレ社会で上手くいっている地域通貨が「イサカアワー」(米・イサカ)生産者に「どこから仕入れているか・どこに売っているか」を聞いて地図に落としていった。イサカ地域の範囲に入っている矢印(やりとり)については地域通貨に換えられる。円の範囲内で回るものだけを地域通貨に換えさせた。→700万円が7億以上の経済効果を生んだ。地域通貨は不安定なので、回転数が高くなる。⇒回転数を高めるには不安定な通貨を作ること。それをニーズに合わせて作ることが重要。
○どうしていくか
・荒れた森を間伐するには?木はめちゃめちゃ重く、林業は極めて危険。素人の間伐は迷惑。⇒新しい間伐の方法[皮むき間伐]4~8月の間だけ杉檜の皮はペロッと剥ぐことができ、この状態で立ち枯れしていく。葉が落ちると陽が入るので、間伐と同じ効果。葉が6ヶ月も緑なのは木の中の水分をぎりぎりまで出すため。つまり立ったまま木材を乾燥することができる(木材は乾燥に一番お金がかかる)。間伐する木を林業者に選定しておいてもらい、リボンを付けておいて剥く。キバチという虫を防ぐために皮は極力残さない。虫やカビは6月~8月の死んだ木につくので、翌年の6~8月をまたぐ前に伐採する。プロレベルで使うにはカビは生やせないので1年以内に伐採。

生きているときは含水率250%入っている木が、20%まで落ち、重さ1/3以下。

極めて簡単なので子供女性でも皮むきでき、運べもする。

こうすれば林道をつくらなくても困らず、運び出す手間がかからない。

光合成が活発化しているときがよく剥けるので、雨の日の翌日晴れた日はおもいっきり剥ける。葉の多い木もよく剥ける。

→余った木材を利用したペレットストーブに利用。

さいかい産業の古川さんのペレットストーブは、燃焼効率世界一の優れもの。

出会った当初2億の借金を抱えていたが、NPOバンクの仲間の公認会計士・税理士・弁護士色んな人に協力させて、借金完済、テレビ局の知人に紹介してニュースステーションで放送され、商品ががんがん売れ、新潟の企業が社長ごと会社を買ってくれた。

生協と知り合いなので、ビ二ールハウスの暖房に導入。燃料費は重油より安く、もみがらを燃やせ、出た灰は土壌改良材に、更にCO2も削減。灯油価格が70円を超えるとペレットの方が常に安くなる。ピークオイルも来たので今後はすべてペレットストーブになる。

さらに湯沸かし機能が追加できれば冷暖房も賄える。

→CO2は、先ほど発電と自動車の半分に加え、冷暖房の分まで減らせる。

熱心に耳を傾けています
・ペレットはがき商品券ペレットがなくなってきたら専用はがきを出し、栗駒木材に届き、ペレットが送られる。送料・はがき代込みで1500円。ペレットはかさばり、一冬分の置き場に3畳くらい使うので、都会ではこうすると便利。生産者は先取りでお金が手に入り、地域通貨として人に贈ったりもできる。↓これの応用を考えると、米・味噌・醤油すべてに応用できる。

農家は現在私達が商店で買っている100円の中の12.5円(12.5%)しか受け取っていない。中間マージンをなくしてしまうと、例え50%にしても農家の取り分は4倍増す。

農家が苦しいのは仕組みが悪いからであり、自分たちで仕組みを作れば良い。

知恵を使えば、農家の収入を上げていくことが可能。

学歴によって知識を増やすことはできるが、知恵を増やすことはできない。

知恵を増やすには困っている現場に行き、観察すれば知恵は現場に転がっており、それを拾ってくる。

金で融資して、もので返してもらう仕組みを作れば、生産者はすごく儲かる。

地域おこしはほとんど失敗するが、失敗の理由ははなぜか?

例えば一村一品運動、商品で売れるのは1/1000だから、殆ど失敗である。

みんな「いいもの」をつくろうとする。そうでなく[今、現に「売れているもの」を「いいもの」にする]ことが大事!

まずマーケットがなければ成功しない。

地域おこしと言うと、外部からお金を持ってくることばかり考える傾向がある。

重要なのは地域の経済にはバケツに穴が空いていて、お金が東京にこぼれ出ていくように作られている構造にある。バケツの穴を調べて塞ぐことが大事。

子供たちは大学で出て行って、二度と帰ってこない。そうするとお金(地域の人材)が戻ってこないことになる。

⇒東京の大学志向の教師たちを集めて、洗脳するといい。その地域の教育機関を本当にニーズに合うものに変えていくことが大事。学費は最大部分なので、外に流させない。例えば、かまたんが学長になって地域の大学をやるとか、そういうことを起こしていかないとダメである。

○資産
ギリシャは経済破綻した国だが、視察に行ってみると、街は全然危険じゃなかった。人々はオリーブを作り、羊を追って暮らしていた。住居は500年前から建っているものに住み、教育・医療費無料、高熱水費日本の5分の1。欧州は金がいらない社会を作って暮らしている。これが本当のセキュリティ。⇒お金は単なる手段。お金をこき使って、お金を使わない社会をつくればいい。資産から得られるものだけで生活できたら楽勝で暮らせるが、日本人は資産と負債を勘違いしている。(別荘、ヨット、車等)所有していて金を失うものは負債。所有していて金を得るものが資産。支出を減少させるものも資産。(太陽光発電で電気料金がいらなくなったのは資産、雨水利用、長く住める住宅も資産)

=省エネ製品も資産 そう考えると、まだまだ無駄が沢山ある。(無駄なタンスのせいで家賃を多く払っているかも知れない、暮らしをシンプルにすることが大事。)

・セキュリティが最も高いのは「生活の百姓」

現在人々は会社にぶら下がって(雇用されて)生きているが、セキュリティが低い。

まず自分を中心に置き、会社からの収入に加え、近所の農家の手伝いをして野菜がもらえる=資産、NPOに関わって実費分がとれる=資産…。何より大事なのは、自分の大好きなことをして野菜がもらえたりお金がもらえたりすること。自分自身の能力をのばしていくことが大事。このようにしてトータルで生きられれば、会社を首になっても痛くも痒くもない。

一つ二つ不作でも生活に困らない=百姓。

⇒色んなところから得られるようにするのが大事。

○100人100通りのゴール
⇒本当に自分が好きなことをやろう。日本人は努力忍耐が好きなので、みんな横並びで自分に不向きなことに努力する。自分に不向きなことは向いてる人に任せよう。自分に一番向いているものは、[暇なときにしていること]。自分が好きだから皆好きだろうと思い込みがちだが、そんなことはない。自分の本当に好きなことを見つけて、それを努力してトータルで生きられれば一番いい。人間はアウトプットするために生まれた。誰しも何らかのアウトプットがあるが、その価値観をひとつにするから、順位が生まれた。

現在の競争社会は基準を一つにしたのが間違いで、100人いたら100個のゴールがあり、それぞれのゴールを目指せばいい。

たまたま同じゴールを目指している仲間がいた場合、競争せずに同行の仲間になると、すごく親しくなる。「え?お前もなの?俺もだよ」

○地域活性化に必要なもの
ないものをさがす人が地域をだめにする。「ここに高速道路がない、新幹線がない」地域を起こせる人は[ここにあるもの]を見つけられる人。「ここには雪が降る、ここには山がある、ここには森がある、風が吹く、陽が当たる、水が流れている‥‥」お金を手段と考えて、お金に使われるのではなくお金を「使う」側になると、皆さんにできることの可能性はものすごく広がってくる。皆さんには、固定観念的にお金が悪いと捉えるのではなく、手段としてどう使っていくかを考えてほしい。それが解決に繋がる。頭を自由にして、自分たちが何をやるかを考えてほしい。
●カリキュラム6:具体的な解決策とワークショップ「未来バンクからお金を借りたとしたら何がやりたいか」講師名:田中優
未来バンクの融資を使って解決した一例①天然住宅 揮発性有毒ガスは時間がたっても減らないのではじめからそういう物質を使わない 水セメント比45%でコンクリートを長持ちにする 米松はシロアリに喰われやすいので、元から喰われ難い檜等をつかう 住宅坪単価70万ぐらい 50年かけて育つ木→60年使う 更新される資源を使う、成長より長い時間を使う

(オランダの家屋→500年持つからローンがいらない)

②林業者の収入になるように家を建てる

→特用林産物、木材を高く買う(きざみもやってもらう)

→【伐採した跡地に黒豚を飼う】→切り株付近が好きでほりおこして食べてくれる。

3ヶ月で竹林も駆逐。太陽光パネル付きの電柵で囲う。寝る場所も作る必要がない。

・具体的な解決策のワーク 例)未来バンクからお金を借りたら何をするか? 4~5人でグループを作ってワークをする。テーマだし1)都市での天然住宅系 4人(稲ガラス建材と合併)2)学校 5人3)野菜アンテナショップ(生ごみ循環モデル、カフェと合併)

4)おしゃれで快適なコンポストトイレ 3人

5)地域を活性化させる結婚式 7人

テーマをリストアップしてグループの人数を調整します
模造紙とポストイットで検討を進めました
●夕食 (アジア学院食堂にて)
●コミュニティ・タイム 「地域通貨エーデ市」 担当:EDEエーデチーム
自主企画エーデの実践です。『 自分がしてほしいこと、知ってること、喜んでできることをまとめたリスト 』と『 手作り通帳 』が配布され、実際に地域通貨を使ってみました。
まず、何かを提供できる人を白板にリストアップ
地域通貨で居酒屋開業
クロスケは売り物ではありません
市場が出現!!
シェアリングタイム・マイナスでもへっちゃらと思った。・繁盛していて会計ができなかった。貝殻などでの取引も考えてほしい。・距離が離れたもの同士で使うか。清算は次のEDE。・これがきっかけで会ったり、ネットでやり取りしたり。・ここまで仲良くなったらEDE通貨使わなくてもいい。→本来の目的。・EDE一期の人も巻き込んでできたらいい。

・リストでしてほしい項目が少ないと思った。次の回までに欲しいを積極的に挙げてもらう。

・自分の主催しているセミナーにも、8000円+エーデとかで乗り入れが可能になったらいい。

・ここでも実際に値引きをエーデにした。

・人と人との間でのやり取りがエーデでできた、信頼関係の担保ができればいい。

・これが終わったあとにも続くかどうか、続けば地域を超えた地域通貨になるかも。

・将来的には参加費もエーデで支払う。

・なんで通貨を使う必要があるのかと改めて疑問を感じた。

・コミュニティ全体が連帯生物と考えたら、かえって個人のやり取りになってしまう。

・お金の貸し借りはすぐ忘れる。

【田中優さんより】
Give&Takeは、やるからよこせであるが、これはおかしいのではないか?アジアの文化では、先に渡す側が頭を下げ、受け取る方が偉い。地域通貨は借金を負う方が偉く、これが面白い。この後は、お楽しみのお酒を交えた交流タイム。ボジョレーヌーボーワインや地酒、おつまみなどの差し入れも。参加者・スタッフがお互いのこれまでの歩みについて知り合い、一層の親睦を深めました。長い夜話が続きました。
【3日目(11/23)のプログラム】・農作業・朝食・田中優さんへ質疑応答とアイデアの提案・デザインタイムⅠ「オープンスペーステクノロジー1」・昼食・デザインタイムⅡ「オープンスペーステクノロジー2(アクションプラン)」

・振り返り・クロージング

●アジア学院の学生さんと農業実習
朝6時50分にセミナーハウス正面玄関の前に集合、皆でアジア学院の圃場に向かう。第2回目の農作業はあいにくの雨、という事で、アジア学院のスタッフの満さんの指導の下で、4人で1つのグループを作り、小豆の選別作業を行いました。
朝は寒いです、バッチリ着込んで選別作業
選別作業と言っても、ハッキリした基準があるわけでは無く、ぱっと見た感じで、良品か否かが判るそうで、確かに、黒っぽくて皺のよった小豆ときれいな小豆が混在しており、これを選別しました。
作業の合間に雑談も
前回のようにアジア学院の留学生とふれあいが持てなかったのは残念でしたが、雑談もOKという事で、お互いを知る良い機会になりました。
●朝食 (マクロビ:玄米7号食)
●田中優さんへ質疑応答とアイデアの提案
・優さんの主張を伝えるためのアイデア募集。アウトプットの重要性について語られました。「教養は便秘だ。教養はアウトプットを前提としていない。」優さんのお父上は凄まじい勉強家だったにもかかわらず本を1冊も書かずに亡くなられた、つまりアウトプットせず、膨大な知識が無になってしまったことを優さんはとても残念に思ったそうです。
白板を2面使って最後のメッセージ
メディア性とエンターテイメント性、自分にあったやり方、他のジャンルと一緒に組むことが重要であり、今後は『
漫画の原作者 』を考えているとのことでした。「我々はいろんな能力を結集しないとできない。リーダーの重要な資質は穴あきバケツのような人であり、自分ができないことを他の人に頼り、共同作業を進められる人。」優さんの講義はこれで終了、本当に素晴らしい2日間をありがとうございました。参加者夫々、やればできるという希望、やらねばという勇気を頂きました。
優さんの帰り際に皆で記念撮影
●デザインタイムⅠ「オープンスペーステクノロジー1」
テーマは「経済面での学びをこれからどうしていくか」。これまでの「経済」の講義で得たもの(ローカリゼーション、グローバリゼーション、漏れバケツ、共同体のシェアリング、経済を変える事でのローカル化の実現、エーデ市、等々を、オープンスペーステクノロジーを使ってアウトプットとしてまとめました。○オープンスペーステクノロジーの4つの原理・参加してきた人は誰であれ適切な人:会議が終わってお茶している時には来るべき人が来ている・いつ始まってもそれが適切な時・何が起こってもそれが起こりうるべき唯一のこと ・いつ終わっても終わった時が終わるべきとき○オープンスペーステクノロジーの法則

・二本足の法則→自由に歩きまわり、自分が一番参加したい、休んでいたい、自分のその時の状態に正直になる

・テーマを立てる人がホストで、それ以外にハチとチョウ

ハチは情報を運ぶ役割、

チョウは自由に飛んでいてどこのグループにも属さないでおしゃべりをしている、

→ホストが「終わりにしようと思います」と言って、もし参加者の中で継続したい人がいたらその人にホストをお願いし継続します

ハチさんとチョウさんのイラストによる説明
○築地安穏市コミキャバ: アドバイスの共有 忘年会情報 イメージを作っておく○沖縄リトリート・インステイチュート: エコビレッジスピリット 具体的な方法論○人への伝え方のグループ: 環境問題を人に伝えたい、営業の人はどうやって人に伝えているのだろう?餌を撒いて、聞いてもらう事ができるとセールスがうまくなる○子育てと介護グループ:現状は核家族が進み、孤独、つながりが乏しく、社会に参加できないさみしさがある。

自分の役割がわからない人が増え、問題が起こっている。

祭りや地域のことで、もっと楽しい共同作業の場があるといい。

ラダックでは老いた人や熟練した高齢者が子育てを担当して、若者が力仕事をする。

子どもを産んでみると急に社会から断絶される。

社会から断絶されるとおカネを稼ぐ事が出来なくなり、社会からとりのこされる。

この図式からいかに脱却するか。

当面のご自身の問題をテーマに挙げています
テーマは『 コミュニティキャバレー 』
●昼食(アジア学院食堂にて)
●デザインタイムⅡ「オープンスペーステクノロジー2(アクションプラン)」
前回第2回EDEでのプランも合わせつつ、新しいテーマで考えることになり、以下4つのテーマでグループで話し合い、発表をしてもらいました。
1. 伝え方のグループ
<全体のアクション>伝え方の方法論として、自分の関心を相手の関心に寄せるには信頼関係をつくることが大事。<個人のアクション>ムーピー:12/4に環境のイベント エコテックが宇都宮である。そこで5分間CO2について、1.田中優さんのピークオイル、2.省水力発電の順でプレゼンしようと思う。次回までのそのプレゼンを作成する。米沢陽子さん:行政の人と話をする機会が多いが、伝えにくさを感じる、どの様に伝えるのか考えてみる。榎さん:アースデイの仲間で伝え方について共有する。エレーナ:できることをしようと思って村と町をつなげる、お茶飲み会を開いたが、そこで伝え方を実践していこうと思う。

ともあきさん:ム―ピーさんのプレゼンをサポートする。

2.教育グループ
<全体のアクション>各自アクションの目的を考えてくる。<個人のアクション>しなさん:廃校とか、おみつさんのたまゆら農園、やすさんの農園で何ができるのか見学したい。
3.沖縄 リトリート・インステイチュート
<全体のアクション>グローバル企業との合同会社を中心として、大学・教育関係・医療関係、地域の人をどう巻き込んでいくのか、コーデイネートしていくのか考えていきたい。プロジェクトでは、以下ををコンセプトにしている・伝統智が顕在化、現代化してよみがえる・地域に誇りが生まれる主体的意識の回復・自らの手で雇用創出できるという実感と自信をもつこと。具体的には、人脈を活かして、学びの場、伝統智を活かす場、若者の希望や成長につながる場として以下を実践してゆく

1.住民の座談会を開く(ユンタクする)

2.伝統智(建築材、洋式、備品、商品、プログラム)をどう活かすのかを検討する

3.住民の人達に説明できるわかりやすいコミュニケーションツールを考え実践する

<個人のアクション>

りんめい:コミュニケーションツールを考えてくる。

発表するりんめいさん
せいこさん、レミさん:出産施設の話を聞きたい。日本助産師協会と会う。くがっち:小川町の伝統智を報告する。
4.安穏市グループ
<全体のアクション>1.高齢者の休憩スペース、ビーグッドカフェのようにカフェと展示+アルファのようなコミュニテイスペースをつくりたい。2.12/7に出店者の忘年会があり、1/16に次の市があるので、アクションを起こしたい。事務局の帰山さんと運営スタッフは人脈があるので橋渡しを行い、打ち合わせを実現させる。<個人のアクション>なおみ:帰山さんとのお茶会でプレゼンし、参加者の実家や自宅の場所をマッピングして絵を描いてくる。修平:お茶会、忘年会、キャバレーに参加する。
修平さんが発表しています
えり:A4を半分に折った配布物(パンフ)をつくる。忘年会、キャバレーに参加。まひる:忘年会、キャバレーに参加。エーデー通貨にどう関わるのか仕組みを考えてみたい。レミ:池袋、荻窪、恵比寿駅裏の家具屋さんとかで、コミュニテイスペースとして無料で貸してくれる人(沖縄の雑誌つくっている人)がいるので、EDEで利用できるかどうか聞いてみる。
●振り返り・クロージング
今回参加者の感想には「インプットが多くて大変だった」という意見がみられました。でも、田中優さんの内容に満足、勇気づけられたという人が多かったようです。最後のクロージングは、参加者・スタッフが輪になって、ノリさんのギターとえっちゃんのリードで歌を一曲歌い、更に深まったつながりを感じながら締めくくりました。次回の「世界観」は、どんな回をつくっていけるのでしょうか?楽しみです。